日本で認可されている認知症の薬

名前 エビデンス 主成分
アリセプト コリン作動性仮説 ドネペジル
レミニール コリン作動性仮説 ガランタミン
リバスタッチ
(イクセロン)
コリン作動性仮説 リバスチグミン
メマリー グルタミン酸仮説 メマンチン

コリン作動性仮説は40年前の仮説

「アリセプト」「レミニール」「リバスタッチ」はいずれもアセチルコリンエステラーゼ阻害薬という分類になります。 コリン作動性仮説という理論は、脳内のアセチルコリンが不足することで認知症を発症するという40年前の仮定の話で、それを元に開発され認可されたのが上記の3つの薬です。 2020年現在、アセチルコリンの不全は原因ではなかったと結論付けされてます。

参考:アルツハイマー型認知症の生化学 | Wikipedia


グルタミン酸仮説も効果が無い

メマリーは認知症が進行した「中~重度」で使用される薬になります。 前述3種類とは作用が異なります。 グルタミン酸仮説というのは、進行が進むと脳内にグルタミン酸が多くなるので、それが原因ではということで減らす作用をするものです。


アミロイドβ仮説の薬は開発できてない

認知症の長い研究で、現在はアミロイドβ・タウというものが脳内に増えることが原因であると分かってきました。 2~3年前から世界中で医薬品メーカーが開発に躍起になっていますが、現在どこも開発できない状況です。

フランスで認知症の薬4種類が保険適用外に

参考:抗認知症薬の効果「不十分」 仏、4種類を保険適用外に

2018年8月にフランスの保健省は、「アリセプト」「レミニール」「リバスタッチ」「メマリー」を有用性や効果が不十分として保険適用外にしました。 またこれを受けて、一部の海外医薬品メーカーは開発研究から撤退することを表明しております。 フランスの高等保健機構(HAS)の発表では、「4種類の抗認知症薬は患者の行動障害やQOL、死亡率への影響が確立されていない」「重篤な副作用がある」とあります。 HASでは有用性と副作用を5段階評価して保険適用外か否かを検討しているとのことです。

フランスでの保険適用外を受けて、日本の研究者のコメントは、「妥当である」としてます。 つまりは、現在日本の認知症の薬に効果が無いと思っている研究者は多いのではないでしょうか。

アルツハイマー病の割合が増えているのは薬で儲けるため

参考:抗認知症薬に関する公開情報の分析から

日本では年々認知症の患者数及び発症率が増えております。 1998年の発症率が同年齢で5.3%だったのが、20年後の2018年では20%と4倍に跳ね上がってます。 テレビのメディアでも急激な増による社会不安を掻き立てることが多くあります。

この不思議な数字に異論を唱えるのが上記の記事で、アルツハイマー病と診断して薬を売る医者が横行したのが原因だと疾患医療センター長の小田陽彦さんです。 急激に有病率が増えたのが1999年で、その年に初の抗認知症薬が認可されたからだと言います。 また、認知機能の低下が見られた際に医師のガイドラインでは、「甲状腺ホルモン異常」の可能性の検査をするようになってますが、おおよそ70%の人が検査を受けてなくアルツハイマーと診断されていることが分かりました。

またサイトでは、現在認可されている認知症の薬は効果が無いのに取り消されないのは、海外(アメリカFDA)で認可を受けているのを鵜呑みにしているからだとしています。 「抗認知症薬で著明改善する40人に1人」と結論されております。

本当に効果がある認知症の薬の開発は失敗続き

参考:世界中の製薬会社が次々と撤退「認知症の薬」はやっぱり作れないのか

米国研究製薬工業協会によりますと、アメリカの33社でここ20年弱で投資した研究費は60兆円になり、ほとんど失敗に終わっているとのことです。 日本のエーザイも2019年9月に1剤を残して治験中止を発表しました。

現在の仮説は、認知症を発症する20年前から脳内ではアミロイドβという物質が毎日蓄積されます。 アミロイドβが増えることでタウ病変というものが増えます。 タウ病変が増えると、アミロイドβが脳を攻撃することで炎症が起きて脳細胞が死滅していくのだと考えられております。 そこで新薬の開発としては、アミロイドβを減らすにはどうすれば良いかという研究の方向性になったのですが成功に至っておりません。

認知症の薬は効果が無いのに副作用はある

参考:アルツハイマー病の治療薬の副作用 | NHK

厚生労働省でも最近は非薬物療法、運動や食事を勧めるようになったのは、薬が効かないだけでなく副作用があるようでは意味がないと思ってきたからだと思います。 飲み始める、中止するも自己判断ではなく医師との相談でとありますが、本音としてはどうしたら良いか誰も分からない状態なのでしょう。

エーザイが2020年発売予定のアデュカヌマブ

参考:認知症新薬、異例の再挑戦 エーザイとバイオジェン

2019年10月に日本のエーザイと米のバイオジェンが開発してきたアデュカヌマブは一旦研究中止になりましたが、2019年12月に一転して2020年に申請予定になりました。 アメリカのFDAと協議しての判断なので、FDAが承認するだけのデータが出揃ったのでしょうか。 認知症の改善効果としては、「金銭管理、家事(掃除、買い物、洗濯など)や単独での外出などの日常生活動作」が良くなったとあり、もし承認されるとなると、アミロイドβ除去としては世界で初めての薬の登場になります。

臨床試験は3200人でフラセボと薬剤投与に半々で分かれ、18ヶ月間行われました。 アミロイドプラーク沈着の減少、認知行動の上昇が見られたとのことです。

認知症の進行を遅らせれる研究論文を探しました

このページの先頭へ